夏のバイクシーズン到来!バイクを思いきり楽しむイベントの数々

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毎年、7~9月は「バイク月間」として数多くのバイクイベントが開催される。二輪車販売店のクラブ単位で参加するツーリングイベントの数々。毎年7月下旬に開催される「鈴鹿8耐」では、会場内外でファンや市民を楽しませるイベントを多数実施。大震災の被害から立ち直ってオープンしたスポーツランドSUGOやツインリンクもてぎでも、サーキット走行会や各種モータースポーツのビッグイベントが目白押しとなっている。さらには、二輪車メーカー各社もミーティングや試乗会などを各地で行うことになっており、大いに賑わいをみせそうだ。

東日本大震災・復興への第一歩 被災地に二輪車の機動力を活かす7月後半に入ると梅雨も明けて本格的な夏が始まり、さらには夏休みにも重なることから、1年のうちでもバイクツーリングが最も盛んな時期になる。全国各地の観光地などでは、グループで、あるいは単独でツーリングする多数のバイクが見受けられるようになる。  こうした夏の時期に合わせて、バイクやツーリングに関するさまざまなイベントが各地で開催される。NMCA日本二輪車協会など二輪車関連団体では、毎年7~9月を「バイク月間」と定めて、ツーリングを目的としたミーティングなどを実施している。また、各地のサーキットでも二輪車ファンのためのビッグイベントを実施。さらには、二輪車メーカー各社でも、新しいバイクとの出会いの機会となる試乗会やミーティングイベントなどを積極的に開催している。

販売店のクラブ単位で参加するツーリングイベント――6~9月

バイクは一人で走らせても楽しいが、仲間が集まってグループツーリングするのも、このうえなく楽しいもの。各地の二輪車販売店では顧客サービスの一環としてツーリングクラブを運営している例が少なくないが、バイク月間中には、こうした二輪車販売店のクラブを対象にしたツーリングイベントが各地で行われる。

「サマーツーリング2011 in洞爺」――6月11~12日

「サマーツーリング2011 in洞爺」――6月11~12日北海道で6月11~12日に行われたのが「サマーツーリング2011 in洞爺」。北海道二輪車協会の主催で毎年行われているもので、洞爺湖周辺の雄大な景色を楽しみながらツーリングして、湖畔のホテルに一泊して楽しもうというもの。洞爺湖のすぐそばには有珠山、昭和新山という活火山があるだけに、周辺は北海道一の温泉地帯。美しい景色を眺めながら走った後は、温泉に入って楽しむこともできる。今回は、北海道内および本州を合わせて300人のライダーや家族などが参加。11日夜には「ライダーズパーティ」が開かれて、同じバイクを趣味とする仲間との交流とともに、バイク用品を賞品にした抽選会も行われて楽しんだ。

「2011スマイルツーリングin志賀高原」――7月16~17日

7月16日(土)、17日(日)には、中部二輪車協会の主催による「2011スマイルツーリングin志賀高原」が行われる。志賀高原というと、わが国でも 有数のスキーリゾートで、1,000~2,000m級の山々が連なる場所。それだけに、夏の間も、登山、トレッキング、高山植物や鳥の自然観察などで訪れ る観光客が絶えない。そして、バイクにとっても、豊かな自然に囲まれた絶好のツーリングスポットとなっている。ライダーは会場となっている志賀高原パレス ホテルに集まり、16日の夜は交流パーティが開かれることになっている。

「2011 TOHOKU夢ツーリングin安比」――9月10~11日

「2011 TOHOKU夢ツーリングin安比」――9月10~11日安比高原は、盛岡市から北にバイクで1時間ほどのところにあるリゾート地。蔵王とともに東北を代表するスキー場でもある。ここで9月10日(土)、11日 (日)に行われるのが「2011 TOHOKU夢ツーリングin安比」だ。集合および宿泊場所となるホテル安比グランドには、当日、450人のライダーやその家族などが参加する予定。安比 高原周辺は、八幡平、岩手山など広大な高原地帯が広がっており、牧場や森林、湖など楽しい場所がたくさんあって、ツーリングを目一杯楽しむことが可能だ。

「2011 MOTO PARADISE関東」――9月10~11日

「2011 MOTO PARADISE関東」――9月10~11日関東二輪車協会の主催で9月10日(土)、11日(日)に開催されるのが、「2011 MOTO PARADISE関東」。例年、1,000人以上のライダーや家族が参加する日本でも最大級のツーリングイベントとなっており、昨年も約1,300人が参 加。毎年、このイベントに参加するためのグループツーリングを楽しみにしている販売店やライダーが多い。今年の会場となるのは、昨年に続き新潟県南魚沼市 の「上越国際スキー場」。1,000人以上の参加ともなると宿泊施設の確保だけでもたいへん。そのため、例年、旅館・ホテルとキャンプとを併用した形で実 施されていて、これまでの開催地も草津、苗場などキャンプ泊も可能な場所で行われている。
●問い合わせ先
NMCA日本二輪車協会  電話03-6902-8190

バイクファンが楽しめる企画を満載・鈴鹿8耐――7月28~31日

バイクファンが楽しめる企画を満載・鈴鹿8耐――7月28~31日7月28日(木)~31日(日)の4日間にわたり、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで「“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第34回大会」が開催される。今年で34回目となり、ファンから「鈴鹿8耐」として親しまれているレースだ。
28日は「特別スポーツ走行」、29日「公式練習、公式予選」、30日「Top10トライアル」が行われ、31日に「決勝レース」が行われる。
 決勝は、夏の暑いさなかで8時間もの長い時間を、2人ないし3人のライダーが交替で走るという過酷なレース。しかし、スプリント(短距離)レースの世界 最高峰であるMotoGPのトップ選手たちもこぞって参戦してきたレースであることから、“速いペースでの耐久レース”という意味で、「スプリント耐久」 などという言葉も生まれたほどだ。
レース途中では、ライダー交替や給油、タイヤ交換のためのピットインがひんぱんに行われるため、ピットスタッフのチームワークも勝敗の大きな分かれ目。ラ イダーとピットクルーとが一体となって戦うレースといえる。ファンも、ライダーの走りばかりでなく、ピット作業のタイミングや速さなども楽しめるとあっ て、例年、延べ10万人以上の観客を集めるレースとなっている。
 従来は、決勝のレース時間が午前11時30分スタート、午後7時30分終了で、最後の1時間ほどは夜間照明やバイクがライトオンする中でのゴールだった が、今年は東日本大震災の復興に伴う節電への配慮から、レース時間を1時間早めて、午前10時30分スタート、午後6時30分終了と、明るいうちにゴール となるのが、例年と異なる点だ。
 また、今年はタレントの島田紳助さん率いる「チーム・シンスケ」が16年ぶりに復活して、出場することも話題の一つ。同チームは、まったくの手作りで チームを立ち上げ、1986~1995年の10年間連続して出場し、最高14位という成績を残したチーム。それだけに、新たに結成したチームがどんな戦い ぶりを見せるか、興味は尽きない。
日本でも代表的なレースであるだけに、レース期間中は、来場者や地元市民が楽しめるイベントも数多く開催される。主なものを挙げると次のとおりだ。

「もっと8tai! もっとBike!」をテーマにMOTOMAX

「参加型」イベントとして人気の「MOTOMAX」が、今年もメイン会場内とサーキットに隣接した「鈴鹿サーキット交通教育センター」(STEC)の2カ所に分けて行われることになっている。
 メイン会場内では、過去のGPマシンをレースの1シーンを見るように展示した「異体同心」コーナーや、今年GP参戦50周年を迎えるヤマハのGPマシンを展示した「第4回8耐バイク・ヒストリー展」コーナーなどが設けられる。
 また、STECで30日、31日に行われるのは、ネイキッドやスーパースポーツなどの新型車を試乗できる「国内外ニューモデル試乗会」、80~90年代 のバイクを試乗できる「80's & 90'sタイムマシン試乗会」、親子やカップルでタンデム(二人乗り)を体験しようという「親子・カップル タンデム教室」、さらには二輪の免許を持っていない人にもバイクに触れてもらおうという「免許がないけどバイク乗りtai!」など。いずれも、参加・体験 型のイベントだ。

「前夜祭」も大きな楽しみ

仕事はバイクで十分できる例年、「鈴鹿8耐」では「前夜祭」も盛大に行われている。
 前夜祭は、まず500台ものバイクが鈴鹿市内をパレードして交通安全を訴えるという「バイクであいたいパレード2011」でスタートする。これは地元の 鈴鹿商工会議所青年部の主催で1999年から行われているもので、今年13回目となる。鈴鹿市内のショッピングセンターを午後6時30分にスタートして、 鈴鹿サーキットまでパレードする。
さらにサーキット内では、名古屋を中心に活動しているアイドルグループ「SKE48 チームE」によるステージライブや、翌日の決勝に向けて最後の調整を行っているピット作業を見る「ナイトピットウォーク」なども行われることになっている。
●問い合わせ先
(株)モビリティランド  電話059-378-1111

大震災から立ち直ったSUGOで「2輪ファン感謝デー」――8月14日

大震災から立ち直ったSUGOで「2輪ファン感謝デー」――8月14日スポーツランドSUGO(宮城県村田町)は、東北地方におけるモータースポーツの中心施設。今年3月11日に発生した東日本大震災の影響で、コース路面に 亀裂が入るなど4月いっぱいの休業が余儀なくされたが、修復工事も無事完了し、施設全体の安全が確認できたことから、年間イベントを再編成して5月1日か ら営業を再開している。
 同施設で行われるモータースポーツイベントへの来場者は、東北はもちろん北関東も含めた二輪・四輪のファン層が中心。営業再開にあたっては、サーキット の正門に「がんばれ東北! たちあがろう宮城!」と大看板を設置して来場者に呼びかけ、地域復興への強い思いを込めている。
社長の上川和宣さんは、次のように話す。
 「太平洋沿岸の深刻な津波被害を受けた地域のためにも、被害の少なかった私たちが同じ地域社会の一員として率先して元気を出していきたいと考えていま す。来てくれるお客様がいるのだろうかと、不安ななかで営業再開を決断しましたが、5月以降のどのイベントも来場者数は減っていません。むしろ賑わいを感 じています。なかには、イベントに参加して『震災でずっと暗い気分だったのを吹き飛ばせてよかった』と話す方もいて、モータースポーツレジャーは大いに期 待されていると感じました」大震災から立ち直ったSUGOで「2輪ファン感謝デー」――8月14日
 同施設では、「インターナショナルレーシングコース」「西コース」「インターナショナルモトクロスコース」「オフロードエリア」の4つのコースがあり、 レースやイベントの種類によってそれぞれ開催日程が組まれている。とくにインターナショナルレーシングコースでは、5月8日に一般ライダーを対象にした 「バイクDay」というサーキット体験走行会を実施。今年初めて企画されたイベントにもかかわらず、東北・北関東圏から115台の参加があり、愛車での サーキット走行を楽しんでいた。

そして、この夏の目玉イベントが、8月14日(日)に実施される「2輪ファン感謝デー」だ。これは、同施設恒例の人気イベントで、バイクファンのために企 画された催しが盛りだくさん。昨年は、ナンバー付きのバイクやオールドバイクなどさまざまなカテゴリーで行う“模擬レース”をはじめ、自分の技量に合わせ てサーキットを思う存分に走る“フリー走行”、クルマに先導してもらって走る“体験走行”など、「とにかくサーキットを走ろう」というイベント方針が大当 たり。広いコースでバイクを走らせて、レース気分を楽しんでいた。このイベントが行われるのはお盆休みの時期だけに、実家に帰省してきたライダーや、東北 ツーリング中のライダー、夏休みを楽しむ家族連れなど、今年も多くの二輪愛好者が会場を訪れる見込みだ。
 このほかに開催される夏のオンロードイベントでは、8月27日(土)・28日(日)の「全日本ロードレース選手権第4戦」、オフロードイベントでは、8 月6日(土)・7日(日)に「全日本モトクロス選手権第5戦」といった、国内最高峰のレース競技会も予定されている。
●問い合わせ先
スポーツランドSUGO(営業部企画広報室)  電話0224-83-3120

ビッグイベントが目白押し――ツインリンクもてぎ(7~9月)

ビッグイベントが目白押し――ツインリンクもてぎ(7~9月)栃木県茂木町のツインリンクもてぎでも、大震災の影響で6月いっぱいロードコースが使用不能となっていたが、コースの舗装を全面的に改修し、施設の安全が 確認できたことから営業を再開。7月2日(土)~3日(日)には、ファン待望の「2011 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦」を開催する。
2日はとくに、「元気と笑顔の復活デー!」として、施設内ではさまざまなイベントも開催。スーパースピードウェイでは、来場した子供たちと人気ライダーが 一緒に、「がんばろう日本!」の人文字にチャレンジ。子供たちは花の種が入った風船を空に飛ばす。また、ロードコースでは、往年のWGPマシンやF1マシ ンなどのデモンストレーション走行も行われ、震災からの復興への心を一つに、“復活セレモニー”を盛り上げる。
 また、7月以降のツインリンクもてぎでは、先の「全日本ロードレース選手権」を皮切りに、参加型のモータースポーツイベントや海外の一流ライダーが競う 世界選手権レースも続々と開催され、まさにビッグイベントの目白押し。“復活した夏のもてぎ”からは、目が離せない状況だ。

(1)7月2日(土)~3日(日) 「全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦」
(2)7月30日(土)~31日(日) 「誰でもエンジョイ耐久“DE耐!”」
(3)8月6日(土)~7日(日) 「MOTEGI 2&4 RACE」
(4)8月20日(土)~21日(日) 「トライアル世界選手権シリーズ第7戦・日本グランプリ」
(5)9月3日(土)~4日(日) 「もてぎオープン7時間耐久ロードレース“オープンもて耐”」
(6)9月30日(金)~10月2日(日)「MotoGP世界選手権シリーズ第15戦・日本グランプリ」
●問い合わせ先
ツインリンクもてぎ  電話0285-64-0001

二輪車メーカー主催のミーティング・試乗会

夏の期間には、以上のようなイベントだけでなく、二輪車メーカー主催によるミーティングイベントや、新機種の乗り心地などを体感してもらうための試乗会 も、各地のイベント会場や二輪車販売店の店頭で開催されることになっている。こうした試乗会なども、コースの目的地や通過地点として考えれば、ツーリング もさらに楽しいものとなる。
二輪車メーカー主催のミーティング・試乗会

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