バイクツーリングレポート「日本全国お札の旅」

アンダーバー

日ごろ自分達の身近にあるもの、それはお金。お金の中でもお札には色々な絵が描かれている。その絵にゆかりのある地をツーリングして行くこの企画「日本全国お札の旅」。 第四弾となる今回は、弐千円札に描かれている守礼門を目指し、沖縄を旅したツーリングレポート!1月でも真昼なら半袖で過ごせる暖かい地域からお届けします!

日本全国お札の旅 第四回 二千円札編 ~沖縄県 守礼門を訪ねる~

日本全国お札の旅 第四回 二千円札編 ~沖縄県 守礼門を訪ねる~

沖縄上陸!

沖縄といえばシーサーこれまで千円札から始まり、五千円札、一万円札とお札にまつわる地を旅してきましたが、とうとう二千円札の出番です。二千円札と言えば、裏に描かれた守礼門。大阪から飛行機で約2時間、1月でも16度と快適な気温の沖縄に到着!同じ日本とは思えません。ホント暖かい。今回は積載性抜群のビッグスクーター、スカイウェイブ250をレンタルしてのツーリングです☆

初日は雨…

牧志公設市場気温は暖かいのだけれど、天気がどんより曇り空。太陽が出てくれないとせっかくのちゅら海(キレイな海)もエメラルドグリーンにはなりません。少し小雨が降る中、レンタルバイクを借りて那覇市内を観光。雨なら雨で楽しみ方が あるだろうと、那覇市内にある「牧志公設市場」でお昼ご飯。ここは、「沖縄の台所」と言われて発展した市場で、現在は2階建て約400店舗が軒を連ねている。売り手たちの威勢のいい声が飛び交う活気溢れる雰囲気。市場で目を引くのは、原色の魚が並ぶ鮮魚コーナー、チラガー(豚の顔の皮)や足ティビチ(豚足)が並ぶ精肉コーナー、他にも漬物や豆腐などが売られている。2階は食堂になっており、1階で購入した食材を調理してもらい、食べることができるというので、早速勧められるまま魚を購入し、2階へ。舟盛りのお造りや具がたっぷり入った魚汁、魚のから揚げなど、ボリューム満点で美味しい料理に舌鼓をうち大満足。帰りにはこれも記念にと、生ゴーヤジュースを飲み(おそろしく苦い…)、夜には民謡酒場で沖縄民謡を聞きながら、お酒を飲み、たっぷりと沖縄の味を満喫して1日目を終えた。

1日遊べる自然植物園

自然植物園さて2日目。やっぱりどんより曇り空だが、雨は降っていない。今日こそバイクで出かけよう!目指すは、那覇よりも数キロ北にあるうるま市の「ビオスの丘」。ここは、巨大なシダが生い茂る森、美しいランの花々、野鳥や昆虫が集まる水辺などを見ることが出来る植物園だ。中でも人気があるのが『ジャングルクルーズ』!約1キロの湖の水路を25分間で運航するこのクルーズは、船長が植物や昆虫などについて楽しくガイドしてくれる。驚いたのは秋くらいまでセミが鳴いていることや、サクラが2月くらいには咲き始めるという話。大阪在住の私には考えられないことが多くてとても驚いた。他にもハンモックやブランコなど自然味溢れるスポットが多く、ゆっくり1日過ごすことが出来そうだ。しかし!せっかくの沖縄。限りのある時間の中で、色んなものを見ておかないと!駆け足で堪能し、「ビオスの丘」を後にした。

ここは日本?

古座・北谷次なる目的地は古座・北谷。米軍基地が近いことから異国情緒溢れる街として知られている。古座に着くと雨が降り出した。訪れた時はちょうど休みのお店が多く、人通りは少なめ。それでも、右を見ても左を見てもアメリカ人ばかりで、ここは日本なのかということさえも忘れそうになった。あちこちのお店ではドル表示で物が売られ、マクドナルドではなんとドル紙幣で払っている人もいて、メニューも英語と日本語が両方ある。現地の人にとっては当たり前のことでも、私には慣れない状況に戸惑い気味だった(笑)。雨が小雨になってきたので、すかさずバイクに跨がり北谷を目指す。それにしても、普段乗っているオンロードバイクとは違い、スクーターは道路の水の跳ね返りが足にかから ず、ほぼ濡れることがない。つくづく便利な乗り物だなぁと実感した。そんなことを考えている間に北谷に到着。こちらはうって変わってレジャー施設が建ち並び、人通りも多い。なんだか大阪と変わらないなぁ、と路地に入って穴場的な場所を探すが見つけれず、陽も暮れかけてきたのでそろそろ帰ろうかと思ったその時!観覧車の横に虹を発見!雨が上がって出来たのだろう。これを見に来たと考えたら意味はあったな、と満足して本日の宿泊予定地「浜比嘉島」を目指す。 「浜比嘉島」までの道のりは思ったよりややこしく、何度か地図で確認しながら進む。目的地に近付くほどキレイな海が広がっているハズが、気付けば辺りはもう真っ暗で…宿泊先のホテルも展望風呂だったのに真っ暗(笑)。まぁ、時間に追われるのはいつものことだし…とゆっくり温泉に浸かり疲れを癒し、夢の中へと落ちていった。

沖縄一周2時間!?

3日目。またまたやっぱりどんより曇り空。おまけに強風が吹いている。しかし、今日がバイクで回れる最終日。沖縄を一周する予定だ。一周するのにどれくらいかかるか現地の人に聞くと「2~3時間くらいかな」とのこと。距離的にも そんな早いこと行けるんか?と疑ったが地元の人が言うので間違いはないだろうと沖縄一周スタート!まずは浜比嘉島から本土に戻り、南に下る。2時間後「ひめゆりの塔」がある糸満市に到着。ここから守礼門のある那覇市を目指す。

やって来ました守礼門

守礼門守礼門は1529年に創建されたと言われ、1933年に国宝指定されている。しかし、沖縄戦で破壊されてしまい、1958年に復元された。門に掲げられている文字は『守禮之邦』と書かれている(「琉球は礼節を重んずる国である」という意味)。第一印象はキレイな門だな、という感じだった。朱色でどっしりとしているが、バランスが良くてすっきりとしている。しばらく門の前でボーっと眺めていたが、記念撮影をする人で溢れてきたので、流れのまま首里城へ。都会のように高層な建物がなく、一面見渡せるような景色や建造物の鮮やかな朱色がとても印象的だった。ゆっくり見て回りたいが、沖縄一周という目的がある為、次回には時間をかけて歩きたいな、と思いながら出発。北へ北へとバイクを走らせる。

2時間は無理!

走っていて気付いたのだが、本日の出発点である浜比嘉島から沖縄の南にある糸満市まで2時間。沖縄を一周するのに2~3時間で行けるワケがない!と気付く。ついさっきコンビニ休憩の時に話し掛けてきた現地の人に聞いても2~3時間で沖縄一周出来ると言う…??しかも国道を使っての時間の話。例えば、高速使っても厳しいと思うのだが…。とりあえずその人が薦めてくれた本部町にある瀬底ビーチを目指すことにした。

強風注意

瀬底島帰りも通るであろう道はショートカットする為に高速を使うことにした。この日はとても強風のため前かがみで必死に風と戦うが、何度も左右に揺れて本当に恐ろしかった。強風注意ってどう注意すればいいんだろう…。なんとか本部の瀬底島に着いたのは約2時間半後…。やっぱり時間かかりますやん(笑)と、ツッコみかけたが、それだけ沖縄の人は時間に追われることなくゆったりと過ごしているんだなぁと思うことにした。薦めてもらった瀬底ビーチは、曇っていても青い海で白い砂浜が延々と続くキレイな海岸。天気が良かったらなぁとやっぱり思わずにはいられない…ビーチを見回すと洞窟っぽいものが!どうやって出来たのだろう?自然が作った造形物にはただ圧巻の一言に尽きる…。 ビーチを後にして、途中さとうきび畑で記念撮影をしたり、本部にある地元の魚屋さんでオススメのお造りを買って食べたり…。その魚屋さんで会ったおばぁに、民謡まで歌ってもらったりして、なかなか濃い時間を過ごした。

人々を魅了する沖縄

人々を魅了する沖縄本部町から那覇市に帰る道のりもやはり風が強くて、辺りも暗くなり始めたので急いで南へと向かう。午後7時半、レンタルバイク屋さんにスカイウェイブを返し終えて、沖縄の旅は幕を閉じた。沖縄で感じたことは、人々がフレンドリーでゆったりと時間を過ごしていること。結局いつものように時間を気にしながらツーリングしてたことが我ながら情けないが、限りがある時間の中での旅だから仕方ないのかとも思う。ただ、もっとゆっくり時間をかけてその土地を回らないと、ちゃんとその場所を知ることが出来ない。じっくり時間をかけて沖縄を知りたい…そう感じる人が増えてきているから、沖縄に移住・永住する人が増えているのだろう。